1月20日-30日で中東・オマーンへとモルジブへGTフィッシングへ行ってきました。1月20-24日はオマーンと24日ー30日はモルジブと2つのツアーを連続で行ったのです。まずは、オマーンへは、加藤さん、両ツアー参加の佐藤さんと3人です
加藤さんは、10月にもオマーンに行って来ており今回で2回目です。前回はグッドサイズのGTをキャッチしており、期待も膨らむのでした。ただ、この時期のオマーンはいくら砂漠の国とはいえ、日中の最高気温は20度前後、最低気温は14度前後と、沖縄ぐらいの気候なので天候さえ安定していればと願うのでした。中部よりエミレーツ航空で約12時間でドバイに到着。入国審査などを終え、外に出ると何とガイドが迎えに来ていないではないか!周辺を見渡してもそれらしき人物はいないし。。。仕方なく日本の弊社スタッフに電話をして、迎えのガイド電話番号を聞き、電話をかけようとした所へ彼は現れた。最近エミレーツ航空専用ターミナル3ができたので、場所をはっきりを把握していなかったようだ。ひと安心して、車に乗り込む。ドバイより彼らのオマーンのGTハウスまでは約2時間。街を抜けるともう高速道の両サイドは、木々がめっくりと少なくなっていく。やっぱり砂漠だぁ。そして約2時間近く経ったところで、オマーンの国境に辿り着いた。国境ではガイドがパスポートを見せて説明をしている。でもすぐに返却され入国となった。ロッジに到着後、早速タックルをスタンバイして出港となったのだが、出港するハーバーがものすごい異臭だ。事前に10月にオマーンへ来たIN THE STREAM の川嶌さんには聞いていたのだが、本当に凄いにおいだ。40フィートのセンターコンソールボートは約35ノットで疾走して約2時間でポイントに到着。周辺には、断崖絶壁の岩山になっており、この岩山に潮の干満によて潮流ができ、その岩山の際へルアーをキャストする。潮流がかなり早くボートも流されて行く。周辺ポイントは、コモドとシミラン諸島を足して割ったような感じである。(上手く説明出来ません)。
3か所目のポイントで加藤さんのガンマにGTがヒット!するとガイドは、ボートを沖に走らせGTを岩から引き離した。水深約60mのところまでやっとファイトとなり、すんなり上がってきたのは小型のGTであったが、幸先の良いキャッチに皆テンションが上がったのは言うまでもない。
しかし、その後は、バイトも全くなく夕方4時ごろに終了となった。帰港までまた2時間フルスロットルで疾走するのだ、陽が当たらなった船上はもの凄く寒く、戻った時には鼻水タラタラ状態になってました。GTハウスに戻り、夕食となったのだが今晩はチキンをローストにミックスベジタブルとライスを中庭で薪を燃やして、その周りで戴いた。
2日目は、朝6時すぎに出港した。ボートが走ると風を受け、やっぱりもの凄く寒い。今日は、4枚も着込んできたが、それでもダメなので、佐藤さんと加藤さんは、ボートのトイレに入ってしまった。ポイントに着くと早速キャストを始めるが全くバイトがない。ポイントを数カ所回ったところで、加藤さんが昨日と同じサイズのGTをゲット。
やがて雲行きが怪しくなり雨が降り出した。ガイドは、”ここは、砂漠だぞー”と叫んでいる。彼らにも相当珍しいようである。その後、沖合いにあるシーマウンテンへジギングへ。このシーマウンテンでは、10月のIN THE STREAM ツアーの時にキャステキング、ジギングでグッドサイズのGTがキャッチされているところで、加藤さん、佐藤さんもジギングを始めるが根がかりの連続で、ジグをどんどんロストして行く。これではダメだということでキャスティングに戻るも活性はなく、島裏の潮の反転流が当たるところでジギングを再度挑戦すると、フエフキダイ、ゴールデンスポットトレバリーの小型などが数匹釣れたところで本日は終了となり、GTハウスへ戻った。本日の夕食は、ミートスパゲッティだけ!? ガイド達のやっつけ夕食なんです。もう簡単なものしか出てきません。
3日目も朝6時過ぎに出港して、ポイントに着くと間もなく雨が降り出したが、今日の雲行きは昨日のとは違う様だ。ずっと激しい雨が降り続け私たちの体力、気力を奪って行く。私は、前日までの寒さが祟り、もう寒気が出てしまいトイレに逃げ込んだ。するといつの間にか寝てしまいました。やがて外で歓声が聞こえたので、出てみると佐藤さんがジギングで何かヒットさせている。上がってきたのは、小型のGTである。オメデトウございます!
その後も雨が降り続くので、私はまたトイレに入っているとまたもや歓声が上がっている。また、佐藤さんがジギングでGTを釣った様だ。すると突然雷鳴が私達の上で響いた。これは危ないということで急いで、ロッドをデッキに置き、落雷を避けるべく全速で移動すると、少し陽が洩れてきた。あらためてキャスティングを始めるがGTのトップへの反応はなく今回のオマーン釣行は終了となったのだが、また、帰港し始めたころから雷鳴が響き始めた。このムサンダム半島は、前述の通り断崖絶壁の為、隠れるところが全くないので、とにかく遠くに逃げるしかない。雷鳴が響き、落雷がある中を約40分かけて抜けたときには、皆の顔に安堵の笑みがこぼれた。彼らもこんな体験は、初めてだったようで顔色が変わっていたもんね。GTハウスに戻り、今晩の夕食はというと、”ステーキ”でした。肉は柔らかくおいしかったが、やっぱりやっつけ料理なのであった。
オマーンのGTフィッシングは、3月中旬~5月初旬、10月から12月ぐらいまでが良いシーズンとのことです。1・2月は、ちょっと気温が下がるので活性が良くないみたいですが、彼らのスケジュールは結構予約が入っているとのことでした。
フィッシングツアーは、トラベルプロ・アングラーズネストまで